SWOT分析~内部資源について

内部資源については、企業の「強み」、「弱み」を分析し、外部環境の「機会」と「脅威」とのクロス分析により事業機会・方向性を探るものである。従って、実際の企業の診断の場面では、個々の企業の「強み」と「弱み」を相対的に捉えることが重要である。

 

 

 


 

内部資源については、企業の「強み」、「弱み」を分析し、外部環境の「機会」と「脅威」とのクロス分析により事業機会・方向性を探るものである。従って、実際の企業の診断の場面では、個々の企業の「強み」と「弱み」を相対的に捉えることが重要である。

具体的には、社長や幹部からのヒアリングにおいて、ヒト、モノ、カネ、情報などの切り口で課題を探ることが多いが、切り口としては、経営、生産、販売・マーケティング、財務、人的資源など、企業の全体を捉える目的にかなうものであれば独自の切り口で分析することもある。
個々で留意すべきは、社長が自社の「強み」という場合でも、相対的に「強み」といえるのか、裏づけとなる事実、現実は何かを確認する必要がある。中小企業の場合、成長期にある企業は創業者が経営から各部門についても全てを統括して引っ張っているケースが多い。そのような企業でも、成長し社員数が増えてくると、社長だけが忙しくなり、目が行き届かなくなる。その段階に差し掛かった企業の「強み」、「弱み」では、社長が、例えば技術者である場合、それが技術の面から見ると「強み」であるが、技術の後継者や技術部門以外の人材が居ないことが往々にしてあり、「弱み」にもなってくる。
したがって一方では「強み」である「経営者」が、見方によっては「弱み」となることを、認識して分析に当たるべきである。

企業からのヒアリングの際に留意すべき点は次の通りである。
1.「強み」、「弱み」は、相対的に見ること。(可能なら、競争相手との比較。)
2.「強み」、「弱み」は、根拠を確認すること。ヒアリングで聴取した話を鵜呑みにせず、事実確認をすること。(社長・幹部だけでなく、現場での確認をすること。)
3.「強み」は見方を変えると「弱み」になり、「弱み」も見方によっては「強み」に変えられること。